Hype (Loop) Core

Hype (Loop) Core

2024.4.4 thu - 6.9 mon

BALL GAG

BALL GAG

この度 BnA Alter MuseumではBALL GAG個展 "Hype (Loop) Core"を開催いたします。

本展覧会タイトルの一部となっているHype Loopとは、『テクノロジーと人間の間の循環的な相互作用』、すなわち機械における知能と人間の振る舞いが双方に影響を与える一連の循環的プロセスのことを指します。
機械における知能によって人間の行動が感知され、その分析に基づいて情報を推薦する。そして、人間は機械の推薦に対応して、選択し、またその選択が機械における知能に影響を与えるといったループ構造です。これは現状のインターネット、SNSにも顕著なプロセスであると言えるでしょう。

この記述の中で重要なことは、SNS空間内において人間は、機械が取捨選択した"情報の推薦"によって無自覚に選択の幅を狭められていると言う指摘だけではなく、選択の幅を狭められる=受容される情報の純化(=コア化)とも捉えられる点にあります。
BALL GAGはそのような情報の純化を引き起こす環境(=アーキテクチャ、狭義な意味ではプラットフォーム)が様々な現実のアクター(因子)に働きかける様子、そしてその中で見出される美学(純化された趣向性=コア)とそれを信奉する集団を、寓話的かつ造形的に考察します。

今回が初の個展となるBALL GAGですが、本展覧会では2020年より制作を開始し2022年にて完結した作品シリーズ「界面」を展示いたします。
これらイメージ群は、時を同じくして起きたコロナ禍とそれ以降における1つのドキュメントとしても観ることが出来るでしょう。
「界面」と言う語が持つ相と相の境界、薄膜と言う意味が指すように、透過性の高いメディウムを用いた「界面」作品群が空間に展開される本展をぜひ皆様にご高覧頂ければ幸いです。

本展キュレーター 筒井一隆


アーティストステイトメント

『界面』とは、エコーチェンバーとフィルターバブルといった情報とリアリズムの相互関係、匿名のトライバリズム(部族主義)に至るまでのストーリーテリングである。

(???「遭難しないためには、遭難しなければいい!!!」)

Hype Loop …シナン・アラル著『デマの影響力』で語られる『テクノロジーと人間の間の循環的な相互作用の総称』。回帰のプラットフォームが、コアを規定させ、コアがリアルを規範させる地政学的運命論へ登らせる。

(『この魅惑に誰が抗えようか。』)

大きく皮肉な物語はー反知性主義の新たなる幹としてー進むべき道をさし示してくれる。

BALL GAG



BALL GAG個展 Hype (Loop) Core
会期:2024年4月4日(木) - 6月9日(日)
会場:BnA Alter Museum 1/2F(京都市下京区天満町267-1)
開催時間:11時〜20時
会期中無休/入場無料

企画:筒井一隆
主催:BnA Alter Museum
※ 本展覧会はKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭サテライトイベントKG+ 2024に参画しています。

[同時開催]
BALL GAG個展 Drago (Loop) Core
会期: 2024年4月4日(木) - 4月22日(月)
会場: 京都蔦屋書店 6Fアートウォール(京都市下京区四条通寺町東入御旅町2丁目35 京都髙島屋S.C.)
開催時間: 10時〜20時 ※最終日のみ17時閉場
会期中無休/入場無料

[関連イベント]
オープニングトーク配信
日程:2024年4月5日(土) 19時〜
登壇者:BALL GAG, 筒井一隆
配信URLは後日当館SNSより告知致します。

BALL GAG
2022年 東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業。東京藝術大学大学院美術研究科 (修士課程)先端芸術表現専攻に在籍中。 インターネットというテクノロジーを人間はどのように扱っているのかを観る。そこから発生する人々の思想や文化が生み出す反動的な行動原理を考える。そこから現代社会の終末と未来を同時に想像しながらドローイング・写真・映像・zine・インスタレーションといった表現様式を扱い制作している。
2023年 『アトランティック・タッチ』BOOTLEG gallery(東京) 、2022年 『界面体』CON_(東京) 、『Goodbye,then Hello』ホテルアンテルーム(京都) 、『kotohajime』『』(東京)
この度 BnA Alter MuseumではBALL GAG個展 "Hype (Loop) Core"を開催いたします。

本展覧会タイトルの一部となっているHype Loopとは、『テクノロジーと人間の間の循環的な相互作用』、すなわち機械における知能と人間の振る舞いが双方に影響を与える一連の循環的プロセスのことを指します。
機械における知能によって人間の行動が感知され、その分析に基づいて情報を推薦する。そして、人間は機械の推薦に対応して、選択し、またその選択が機械における知能に影響を与えるといったループ構造です。これは現状のインターネット、SNSにも顕著なプロセスであると言えるでしょう。

この記述の中で重要なことは、SNS空間内において人間は、機械が取捨選択した"情報の推薦"によって無自覚に選択の幅を狭められていると言う指摘だけではなく、選択の幅を狭められる=受容される情報の純化(=コア化)とも捉えられる点にあります。
BALL GAGはそのような情報の純化を引き起こす環境(=アーキテクチャ、狭義な意味ではプラットフォーム)が様々な現実のアクター(因子)に働きかける様子、そしてその中で見出される美学(純化された趣向性=コア)とそれを信奉する集団を、寓話的かつ造形的に考察します。

今回が初の個展となるBALL GAGですが、本展覧会では2020年より制作を開始し2022年にて完結した作品シリーズ「界面」を展示いたします。
これらイメージ群は、時を同じくして起きたコロナ禍とそれ以降における1つのドキュメントとしても観ることが出来るでしょう。
「界面」と言う語が持つ相と相の境界、薄膜と言う意味が指すように、透過性の高いメディウムを用いた「界面」作品群が空間に展開される本展をぜひ皆様にご高覧頂ければ幸いです。

本展キュレーター 筒井一隆


アーティストステイトメント

『界面』とは、エコーチェンバーとフィルターバブルといった情報とリアリズムの相互関係、匿名のトライバリズム(部族主義)に至るまでのストーリーテリングである。

(???「遭難しないためには、遭難しなければいい!!!」)

Hype Loop …シナン・アラル著『デマの影響力』で語られる『テクノロジーと人間の間の循環的な相互作用の総称』。回帰のプラットフォームが、コアを規定させ、コアがリアルを規範させる地政学的運命論へ登らせる。

(『この魅惑に誰が抗えようか。』)

大きく皮肉な物語はー反知性主義の新たなる幹としてー進むべき道をさし示してくれる。

BALL GAG



BALL GAG個展 Hype (Loop) Core
会期:2024年4月4日(木) - 6月9日(日)
会場:BnA Alter Museum 1/2F(京都市下京区天満町267-1)
開催時間:11時〜20時
会期中無休/入場無料

企画:筒井一隆
主催:BnA Alter Museum
※ 本展覧会はKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭サテライトイベントKG+ 2024に参画しています。

[同時開催]
BALL GAG個展 Drago (Loop) Core
会期: 2024年4月4日(木) - 4月22日(月)
会場: 京都蔦屋書店 6Fアートウォール(京都市下京区四条通寺町東入御旅町2丁目35 京都髙島屋S.C.)
開催時間: 10時〜20時 ※最終日のみ17時閉場
会期中無休/入場無料

[関連イベント]
オープニングトーク配信
日程:2024年4月5日(土) 19時〜
登壇者:BALL GAG, 筒井一隆
配信URLは後日当館SNSより告知致します。

BALL GAG
2022年 東北芸術工科大学美術科洋画コース卒業。東京藝術大学大学院美術研究科 (修士課程)先端芸術表現専攻に在籍中。 インターネットというテクノロジーを人間はどのように扱っているのかを観る。そこから発生する人々の思想や文化が生み出す反動的な行動原理を考える。そこから現代社会の終末と未来を同時に想像しながらドローイング・写真・映像・zine・インスタレーションといった表現様式を扱い制作している。
2023年 『アトランティック・タッチ』BOOTLEG gallery(東京) 、2022年 『界面体』CON_(東京) 、『Goodbye,then Hello』ホテルアンテルーム(京都) 、『kotohajime』『』(東京)

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