dom(o)ic skin

dom(o)ic skin

2025.11.1 sat - 2026.1.11 sun

Yuki Tsumura, Wataru Myosyu, Monoya

津村侑希, 明主航, ものや

この度 BnA Alter Museumでは、津村侑希、明主航、ものやによるグループ展「dom(o)ic skin」を開催いたします。
タイトルにある「dom(o)ic」とは、記憶喪失性貝毒の原因物質となるドウモイ(domoic)酸(*1)と、それに近似する発音を持つ居住や支配に関わる語「domic」(*2) を含意した造語となります。
本展では、貝の生態とそれらが蓄積する毒から、記憶とその喪失、そして居住及びその空間とを並置することで現れる肌理(skin)を巡ります。
これは本館SCGにて同時開催中の展覧会「貝をぬける」に連関しつつ、展覧会内に現れる肌理を通してイメージとものから想起される記憶や歴史を俯瞰して眺めること、そして生(生活)の中で都度生成される「見る」ことの再編成とを企図しています。

改めまして本展では、独⾃の「防波堤論」から、未だ⾒ぬ⾵景の捉え⽅・描き⽅について探究する 津村侑希、陶芸における成形法で現れる恣意性から離れ、素材が織りなす肌理を探求する 明主航、蒐集と配置のなかで蓄積した見たての感覚を手がかりに、物と空間の関係性を問う ものや、これらジャンルの異なる美術作家、陶芸家、デザインスタジオといった3組が扱う造形物たちが、感覚的な記憶を持続させるように展開されます。

(*1) ドウモイ酸は、1958年 徳之島で駆虫薬として用いられていた紅藻ハナヤナギ(現地名ドウモイ)から分離・命名された。ムラサキイガイ(ムール貝)をはじめとした貝類に蓄積され、日本ではこのムラサキイガイが穏やかな内湾や港の岩礁や防波堤に密生していることで知られる。
(*2) domicの語源はラテン語のdomus(ドムス)=家・住居・棲み処。domusは、dominion=支配やdomain=領土など非常に広い派生を持つ。

dom(o)ic skin
会期:2025年11月1日(土)- 2026年1月11日(日)
会場:BnA Alter Museum 1/2F(京都市下京区天満町267-1)
開催時間:11:00 - 20:00
会期中無休/入場無料

主催:BnA Alter Museum
企画:筒井一隆
グラフィックデザイン:小村純太
この度 BnA Alter Museumでは、津村侑希、明主航、ものやによるグループ展「dom(o)ic skin」を開催いたします。
タイトルにある「dom(o)ic」とは、記憶喪失性貝毒の原因物質となるドウモイ(domoic)酸(*1)と、それに近似する発音を持つ居住や支配に関わる語「domic」(*2) を含意した造語となります。
本展では、貝の生態とそれらが蓄積する毒から、記憶とその喪失、そして居住及びその空間とを並置することで現れる肌理(skin)を巡ります。
これは本館SCGにて同時開催中の展覧会「貝をぬける」に連関しつつ、展覧会内に現れる肌理を通してイメージとものから想起される記憶や歴史を俯瞰して眺めること、そして生(生活)の中で都度生成される「見る」ことの再編成とを企図しています。

改めまして本展では、独⾃の「防波堤論」から、未だ⾒ぬ⾵景の捉え⽅・描き⽅について探究する 津村侑希、陶芸における成形法で現れる恣意性から離れ、素材が織りなす肌理を探求する 明主航、蒐集と配置のなかで蓄積した見たての感覚を手がかりに、物と空間の関係性を問う ものや、これらジャンルの異なる美術作家、陶芸家、デザインスタジオといった3組が扱う造形物たちが、感覚的な記憶を持続させるように展開されます。

(*1) ドウモイ酸は、1958年 徳之島で駆虫薬として用いられていた紅藻ハナヤナギ(現地名ドウモイ)から分離・命名された。ムラサキイガイ(ムール貝)をはじめとした貝類に蓄積され、日本ではこのムラサキイガイが穏やかな内湾や港の岩礁や防波堤に密生していることで知られる。
(*2) domicの語源はラテン語のdomus(ドムス)=家・住居・棲み処。domusは、dominion=支配やdomain=領土など非常に広い派生を持つ。

dom(o)ic skin
会期:2025年11月1日(土)- 2026年1月11日(日)
会場:BnA Alter Museum 1/2F(京都市下京区天満町267-1)
開催時間:11:00 - 20:00
会期中無休/入場無料

主催:BnA Alter Museum
企画:筒井一隆
グラフィックデザイン:小村純太
  • 津村侑希 Yuki Tsumura

    1998年⽣まれ、京都府⻲岡市在住。2023年に東京藝術⼤学⼤学院修⼠課程 油画技法・材料研究室を修了。現在は、京都の花園にある⼭ノ外スタジオで制作活動を続ける。
    ⾵景の様相から社会的な状況を捉えようとする「⾵景論」(1970 年代に⽇本の映画から提
    起された)の考えを下地に、訪れたことのない異国の⼟地や場所をテーマに絵画をはじめ、映像や⽴体、またそれらを構成したインスタレーションを制作する。
    主な展覧会に、『津村侑希 清原緋蕗 ⼆⼈展 Stimming Room』(2025) Altenative
    space Yuge/京都、『亀岡城跡芸術展』(2025) 亀岡城跡(大本教)/京都、個展『Cut off the land scape head, Passing through human.⾵景の⾸を刎ね、⼈間を通過する』(2023) Gallery Telescope/京都など。

  • 明主航 Wataru Myosyu

    1990年京都府生まれ。現在出身地の亀岡にて作陶を行う。
    「型取り」の手法を用いた箱型の作品や〈白刻〉という器のシリーズを制作。型を用いながらも、素材の掛け合わせや、型から外すための砂敷き、丹念な仕上げの過程に様々な偶発性を取り込むことによって、ひとつひとつ異なる個性を持った作品となっている。
    近年の展示に、『空く/Suku』(2023) Vacant/Centre/東京、『To Look Again』(2023) Atelier Éditions/LA、『2人展』(2025)水犀/東京など。

  • ものや Monoya

    京都を拠点に、道具屋とスタジオのふたつの軸で活動。
    由来や機能にとらわれず、直感で蒐集したものを空間に配置し、多面的な解釈を提示するショップを運営しています。
    また、蒐集と配置のなかで蓄積した見たての感覚を手がかりに、物と空間の関係性に問いを重ね、設計/ディレクションを行うデザインスタジオとして活動しています。

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